今回トリミングしたのは主に…
・ニードルリーフ・ルドウィジア・サンパウロ
・オーストラリアン・ドワーフヒドロコティレ
・ロベリア・カージナリス
です。
頭頂が水面まで届いていたニードルリーフ・ルドウィジア・サンパウロは、ピンチカットして、頭頂部を挿し戻しし、レイアウトを整えるとともにボリュームアップを図りました。
オーストラリアン・ドワーフヒドロコティレは、前景としてはボリュームが出すぎていたのと、古い葉が傷んできていたので、一度全部を抜いて、綺麗な新芽だけを挿し戻しました。
この水草は繁殖力が旺盛です。
ロベリア・カージナリスは、カミハタ スティック肥料と相性が良かったのか、葉が大きく立派な草体に育つようになりました。
中景としては大きく育ちすぎていたので、ピンチカットして挿し戻ししました。
60リットルほど水換えも行いました。
水換え後の水質は…
・pH=6.2
・KH=1dH
・GH=3.5dH
・TDS=122ppm
最近は、このくらいのpHで安定してくれています。
pHの測定は、デジタルメーターと試薬の両方で確認しています。
KHは低めを維持。
GHは3〜5dHくらいと、以前より少し高めですが、このくらいでもいいのかも知れません。
GHが低すぎると調子を崩す水草もありますし、貝やエビもこのくらいのGHだと調子良さそうです。
ポゴステモン・キンバリーなど軟水を好む水草も、KHやpHが低いので、このくらいのGHでも好調です。
TDSも最近はちょっと高めの120〜150ppm程度にしています。
紫外線殺菌灯を取り外しました。
水をRO浄水器で管理するようになってから、藻類の発生も少なくなり魚の発病もないので、随分前から、スイッチを切って様子をみてたのですが、問題なさそうなので、思い切って全ての水槽から紫外線殺菌灯を取り外すことにしました。
殺菌灯を取り外すことで流量が増え濾過が安定しますし、紫外線による水草栄養素への影響なども気がかりだったりしましたので…。
そしてなにより、なるべくシンプルな管理にしていきたいと思ってのことです。
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(Camera & Lens)
Canon EOS 40D
EF35mm F1.4L USM
こんばんは
うちも最近はほとんどGHを気にしていません。お恥ずかしい話ですが、総硬度がどのように水草に影響を及ぼすのか、そのメカニズムを知りません。散々いろいろ試しましたが、何もわからなかった、という結果です。
しかしながら、pHとKHは確実に影響があるので、これらの値はかなり気にして管理しています。pHは6.2~7.0、KHは1~2dHの範囲内には必ず収まるようにしています。KHが0.5以下になると少量の二酸化炭素でもpHが大きく下がるので特に気をつけています。
たくさんの人が、水草をもっと簡単に楽しめるようになってほしいという願いがありますが、なかなか道のりは険しいです。
投稿情報: kanda | 2011-07-06 23:10
>kandaさん
こんばんは。
その辺のことは、私より神田さんの方が詳しいかと思いますけど…(^^;ゞ
総硬度(GH)が高いという場合、主にカルシウムとマグネシウムのことですよね。
ADAのカタログのソフナイザーの説明によれば、カルシウムが高すぎると鉄分の吸収を阻害するということのようです。
また、これは神田さんも以前に書かれていましたが、マグネシウムとカリウムも確か拮抗関係にあるんですよね?
GHが高すぎるという場合、カルシウムが多すぎるのかマグネシウムが多すぎるのかでも違うのでしょうけど、必要量以上にこれらのイオン濃度が高いと、水草の鉄分やカリウムの吸収に支障が出るということなのかなと思っています。
GHが高いとロタラやグロッソなどの有茎水草が育ちにくかったり、生体の生理機能にも障害をもたらすことがあるらしいのですが…
最近感じるのは、本文にも書きましたが、GHが少しあった方が水草も貝やエビなども調子がいいような気がしています。
パールグラスやキューバパールなどは硬度が必要なのはよく知られてますが、シダ類やモス類などもGHが極端に低くなりすぎると調子を崩すことがあります。
KHは、そのくらいがいいと私も思っています。
硬度が高いと育たないと言われてる南米産の水草なども、GHが高いことよりKHが高いことのほうが敏感なようですし…。
この90cm水槽には、ポゴステモン・キンバリーのような低硬度を好む水草からシダ類まで、いろいろな水草が植栽されてます。
そのため、より多くの水草が育てられる水質の維持が必要となりますので、その目安をどの程度にするかを模索しつづけています。
投稿情報: mieda | 2011-07-08 00:55
こんにちは
すみません、コメント送信したつもりが、最後の認証ができてなくて投稿できていませんでした。
Ca,Mg,Kの拮抗関係は園芸ではよく語られることですが、どの程度で影響が出るか、などはあまり深く言及されていないようです。絶対量の不足が無ければ、ほとんど問題ないのでは?と思い始めています。園芸で栄養素の拮抗を感じたことは一度もない、といえるほどです。
水草は歴史が浅いので、まだまだ前例を否定できる余地は十分あると思っています。
なんにしても、水草の場合は、「しっかりした底床作り(栄養素や根張り)と適切な液肥添加」
が要なのでしょうね。とはいえ、根張りの重要性は最近気づいたところです。考えてみれば、植物なのですから当たり前なのですが・・・私は基本を忘れがちです。
投稿情報: kanda | 2011-07-10 14:45
>kandaさん
こんばんは。
いえいえ、こちらこそご返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
園芸でも、そのあたりの栄養素の拮抗関係についてはそんな感じなんですね。
私は、水草の栄養については素人ですから、詳しい方々の情報を頼りに自分で試行錯誤した経験の積み重ねしかありません。
なので、こうして情報交換できることはとても嬉しいことです。
底床づくりと液体栄養素についてはおっしゃるとおりですね。
大磯砂は底床のコンディションづくりが難しいですが、反面、崩れたコンディションを整えやすいのも大磯砂なんですよね。
わたしの場合、大磯砂へ水草を植え込む際はほとんど根のない状態で植えて、植物自身の力で新しい根を砂利の中に伸ばさせるよう心がけています。
投稿情報: mieda | 2011-07-19 00:49