背面から見た90cm水槽全体の様子です。
ご覧の通り、大・小2基の濾過槽があります。
機種は、ADAのES-1200EXとES-600です。
濾過能力としてはどちらか1基でも足りるかも知れませんが、水流を工夫したり、紫外線殺菌灯やサーフェーススキマーなどを付けたりするために2系統濾過としています。
上の中央に付いている小さな外掛けフィルター(ニッソーのフラットフィルターM)は、水はねを防いでエアレーションする目的で付けているもので、消灯時だけ稼働するようにしていて濾材は入っていません。
左奥の給排水パイプが集まっている場所の様子です。
一番右の太い透明のホースのストレーナーにスポンジを付けているのが「メイン濾過槽(ES-1200EX)」の吸水です。
真ん中の透明の細いホースが「小さい濾過槽(ES-600)」の吸水側で、水面から水を吸い込むサーフェーススキマーに繋がっています。
一番左のグリーンのホースは「小さい濾過槽(ES-600)」の出水側で、下は紫外線殺菌灯に繋がっています。そして出水口はといいますと…水槽の下の方にステンレスのエルボーの吹き出し口があるのですが…わかりますか?
ヒーターは1本が故障しても急激に水温が下がらないように2本設置しています。
上の写真と同じ場所を水面側から撮影したものです。
サーフェーススキマーに、水面の水が吸い込まれていきます。
お陰で水面がいつも綺麗に保たれています。
小さい濾過槽(ES-600)」の出水口を正面側から撮影したものです。
水槽の下の方から出水している様子がわかると思います。
このあたりはアヌビアスやミクロソリウムなどが密生してる場所なので、シダ病などを防ぐために止水域ができないよう、こうして水槽の下部に強い水流を作り通水性を良くしています。
メイン濾過槽(ES-1200EX)」の出水口です。
ES-1200EXフィルターは、ポンプのパワーがあり水流が強すぎるので、メタルジェットパイプを使い、流量を確保したまま水流を弱めています。大量の水が噴き出すこの場所は複雑な水の対流ができるため、CO2のディフューザーをここに設置して撹拌させることでCO2の溶解率を上げています。
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(Camera & Lens)
Canon EOS 40D
EF17-40mm F1.4L USM
水槽の舞台裏公開ありがとうございます。
ガラス面も器具も全然汚れがなくきれいなので驚きました。
藻類皆無で水草が調子いいというのがスゴイです。水質のバランスが絶妙なのでしょうね。
なんとかmiedaさんのように水質や水草の調子を整えられるようになりたいです。
投稿情報: ごめす | 2011-03-05 00:07
>ごめすさん
はずかしながら、久しぶりに裏側を公開してみました。(^^ゞ
オフィスの中心で、多くの人の目に触れる打ち合わせテーブルの場所に設置された水槽なので、器具類やホースなどもマメに手入れはしてます。
なるべく手を掛けずメンテナンスをするノウハウやコツやを掴むのも、アクアリウムを永く楽しむために必要なことですよね。
この水槽は、後ろ側からもメンテがしやすいように設置してます。
フィルターも、いつでもすぐにメンテができるよう、キャビネット内には入れてません。
仕事の合間の休憩中に、ちょこっと濾過槽内をチェックできたりとか…。(^^ゞ
そのためオフィス内にむき出しでフィルターが置かれているので、少しでもデザイン的に美しい濾過槽を…ということでADAのものを使っています。
どの水槽も藻類の発生はほとんどないのですが、とくに、この90cm水槽は安定しています。
アクアリウムをやってると、次から次へと問題がでてきますよね。
それらをどうやって解決していくかを考えるのも水草水槽の醍醐味のひとつだと思っていて、楽しんで試行錯誤してます。
私は青龍石の質感が大好きなんです。それと大礒砂も!
なので、大礒砂と青龍石の組み合わせという水草水槽ではやや不利な条件で、美しい水草水槽を長期維持するにはどうしたらいいかというのも、この水槽の試みのひとつなんです。
投稿情報: mieda | 2011-03-05 11:45